神戸市総合運動公園のり面における樹林の再生

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タイトル別名
  • Reforestation on man-made slopes in Kobe Municipal Sports Park.
  • コウベシ ソウゴウ ウンドウ コウエンノリ メン ニ オケル ジュリン ノ サイセイ

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説明

神戸市総合運動公園(西神地区)における切土のり面の地質は神戸層群の軟岩でアルカリ性を呈し, 緑化が困難な条件にあった。そのため, 30cm以上の厚さでマサ土を客土したうえ, 1980年に1本/m2の密度で苗木植栽による緑化がなされた。その後, 1992年と2000年に植生追跡調査および土壌調査を実施した。その結果, 林分の胸高断面積合計は1992年では11m2/ha, 2000年では16m2/haとなり, 当初の緑化計画に示されたように常緑 · 落葉広葉樹の混交林が成立していると判断された。また, 土壌硬度は2000年ではより小さくなっており根系の分布もより多くなっていることが確認され, 土壌条件も改善されていると判断された。

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