計算科学によるネットワークポリマーの設計

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タイトル別名
  • Design and Control of Polymeric Networks Through the Use of Computational Science
  • ケイサン カガク ニヨル ネットワーク ポリマー ノ セッケイ

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説明

ビニルモノマーとジビニルモノマーのラジカル共重合反応を例として, 非平衡反応系において形成されるネットワークポリマーの設計・制御に関する基本的な考え方を概説する。非平衡反応系においては, 各々の一次高分子はそれぞれ異なった経過をたどってネットワークポリマーの構成要素となるため, 適切な反応操作を加えることにより, 様々な構造を有した架橋高分子を生成することが可能になる。本稿では, まず, そのような構造制御の基礎となる速度論的モデルを提示し, 非平衡反応系において形成される網目の重要な特徴である一次高分子鎖の架橋密度分布について考察を加える。さらに, 本モデルに基づいて, 生成される分子構造を理論解析する計算機シミュレーション手法について解説する。

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