アルミナおよび炭化ケイ素粒子充てんエポキシ樹脂のアルカリ水溶液中での腐食

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タイトル別名
  • Corrosion Behavior of Alumina or Silicon Carbide Filled Epoxy Resin Immersed in Alkaline Solution
  • アルミナ オヨビ タンカ ケイ ソリュウシ ジュウテン エポキシ ジュシ ノ アルカリ スイヨウエキ チュウ デ ノ フショク

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説明

アルミナおよび炭化ケイ素粒子を充てんしたビスフェノールA型エポキシ樹脂のアルカリ環境下での腐食挙動について検討を行った。いずれの粒子を充てんさせた材料についても, 腐食は基本的に表面からの溶出によって起こっていた。曲げ強度保持率に及ぼす粒子充てん率の影響を調べたところ, アルミナ粒子充てんの場合には, 充てん率の増加に伴って曲げ強度保持率は低下した。炭化ケイ素タイプでは, ある程度以上の充てん率になると短時間で急激に曲げ強度保持率が低下した。材料の腐食深さの経時変化 (腐食速度) を調べたところ, アルミナおよび炭化ケイ素のいずれの場合についても, 本研究の充てん率の範囲においては, 浸せき時間に対して直線で増加した。充てん率が大きいほど, アルカリ濃度が高いほど, 腐食速度が大きかった。粒子の存在による腐食促進の効果を考慮したモデル式により, 腐食速度が体積含有率を含む単純な式で表されることを示した。

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