光機能性ネットワークポリマーの最近の動向

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タイトル別名
  • Recent Advancement of Photo-functional Network Polymers
  • ヒカリ キノウセイ ネットワーク ポリマー ノ サイキン ノ ドウコウ

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説明

以前は, 光機能性ポリマーと言えば感光性樹脂を意味するものであったが, 最近は様々な光機能性高分子が創製され, 次世代の機能性材料として注目されている。本稿では, 多くの光機能性モノマーやポリマーの中で, 光架橋や光硬化反応が関与する興味ある材料の合成や特徴について紹介する。多層回路基板の作成のために耐熱性に優れた感光性樹脂の開発が期待されているが, 最近, 側鎖にエポキシ残基やビニルエーテル残基を持ったカチオン重合型の感光性ポリイミドが合成された。ポリイミドと同様の優れた耐熱性を有する新しい光硬化性モノマーとして, カリックスアレン構造を持った (メタ) アクリレート類が合成された。次世代の光カチオン硬化性モノマーとして期待されている多官能性ビニルエーテル類の新しい合成方法が提案された。それぞれ, ポリマー鎖中に光架橋性基を持った高分子非線形光学材料や液晶材料は, 光架橋反応により固定化され優れた耐久性を示すことが報告された。また, ポリマー主鎖または側鎖中にノルボルナジエン残基を持った高分子は光-熱エネルギー変換・蓄積機能高分子材料として注目されているが, その合成と架橋方法等について解説した。

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