書誌事項
- タイトル別名
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- Recent Advances in Cationic Photoinitiators
- ヒカリ カチオン ジュウゴウ カイシザイ ノ サイキン ノ シンポ
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説明
光カチオン重合は, 酸素による硬化阻害が無い, 硬化収縮が少なく接着性が良いなどの特長から種々の分野で注目されており, 光カチオン重合開始剤についても多くの報告がある。光カチオン重合開始剤は主にオニウムイオンと非求核性アニオンから成る塩であるが, 前者についてはヨードニウム, スルポニウム, アンモニウムイオンを中心にUV吸収の長波長化, 光重合活性の向上, 貯蔵安定性の向上, 熱・光ラジカル開始剤兼用などの観点から活発な研究が行なわれている。一方, アニオンについては, 高性能のSbF6塩は劇物で安全性の面から用途が限定されるため, SbF6代替品の開発が中心的なテーマになっている。そのパイオニア的存在のB(C6F5)4-については, 従来のヨードニウム塩に加え, スルポニウムやアンモニウム塩の合成が報告されている。また2種の新規アニオン, Ga(C6F5)4-およびPFnRf(6-n)-, がSbF6-代替候補として提案されている。
収録刊行物
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- Journal of Network Polymer,Japan
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Journal of Network Polymer,Japan 28 (3), 101-108, 2007
Japan Thermosetting Plastics Industry Association
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680066298496
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- NII論文ID
- 130003390014
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- NII書誌ID
- AN10521608
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- ISSN
- 13420577
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2sXhtFyitLjL
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- NDL書誌ID
- 8964219
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可