フェノール樹脂とKoppeschaar臭素化法
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- 鶴田 四郎
- 日立化成工業 (株)
書誌事項
- タイトル別名
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- Phenolic Resins and Bromide-Bromate Process of Koppeschaar
- 合成樹脂化学史ノート(第19報)
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説明
1876年W.F.KoppeschaarはBromide-Bromate液に酸を加えて発生する活性臭素をフェノールに反応させ, その反応量を容量分析的に測定してフェノールの純度を決定する方法を発見した。その後多くの化学者は臭素がフェノール類の水酸基のο-またはρ-位に反応するという原則を追求し乍ら分析法を種々改良し, 最近ではフェノール樹脂の生成反応にもこれを応用しようとしている。本報ではこの方法の1世紀に亘る足取りをL.V.Redman, A.J.Weith, F.P.Brock (1913), A.R.Day, W.T.Taggart (1928), M.M.Sprung (1941), I.W.Ruderman (1946), 瀬戸, 堀内 (1953) らの論文により解説する。なおレゾール系の中間体である多メチロール化合物では分析中に縮合が起って臭素値を低下させる場合のあることを特に指摘した。
収録刊行物
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- Japan Thermosetting Plastic Industry Association
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Japan Thermosetting Plastic Industry Association 5 (3), 175-187, 1984
合成樹脂工業協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680066685696
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- NII論文ID
- 130006886153
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- ISSN
- 21865361
- 03884384
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可