書誌事項
- タイトル別名
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- <i>In silico</i> Analysis of Interactions between HLA-B*58:01 and Allopurinol-related Compounds
- In silico analysis of interactions between HLA-B*58:01 and allopurinol-related compounds
抄録
アロプリノールは高尿酸血症および痛風の治療に広く用いられているが、重篤な特異体質性薬物毒性(IDT)を示す医薬分子としても知られている。近年アロプリノールのIDTの発症はHLA-B*58:01保有との相関が高いことが報告されている。アロプリノールは血液中で速やかに代謝され、その大部分がオキシプリノールに変換する。また、アロプリノールにはアロプリノール関連化合物として、少なくとも6種の不純物が含まれていることも報告されている。一方、特定のHLAとIDTの発症が相関する医薬分子はそのHLAと直接相互作用することが最近実験的に明らかにされた。アロプリノールのIDTがアロプリノール、オキシプリノールそして6種の不純物のいずれによるものか、またどのようにHLAと相互作用するかは未だに不明であり、それをin silico手法で推定することは興味深い。そこで本研究では、ホモロジー・モデリング法(HLA-Modeler)で予測したHLA-B58:01の3次元構造に基づき、ドッキング法(ASEDock)を用いて、このHLAと上述のアロプリノール関連化合物の結合性および結合様式を求めた。結合親和性の評価にはGBVI/WSA_dGを用い、全ての計算は統合計算化学システムMOEにより行った。各化合物の親和性と予測される血液中の濃度から、代謝物であるオキシプリノールが、IDT発症に最も深く関わることが予想された。一方、不純物の中にはより強くHLA-B58:01と結合する化合物があることも明らかになり、これらの不純物の濃度をモニターすることもIDT回避の上からは必要であることが示唆された。
収録刊行物
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- CBIジャーナル
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CBIジャーナル 16 (0), 1-4, 2016-01-29
情報計算化学生物学会(CBI学会)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680078434304
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- NII論文ID
- 130005120878
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- ISSN
- 13470442
- 13476297
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可