フェニルアセチレンの熱重合

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タイトル別名
  • Thermal Polymerization of Phenylacetylene

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説明

フェニルァセチレン(PA)を130~170℃ に加熱して黄色の固体重合物を得た。ベンゼンを溶媒とする熱重合において,見かけの重合速度式v=k[PA]2.32と活性化エネルギー23.9kcal/molが求められた。150,170℃ の塊状熱重合では,分子量が350~450,mp50~120℃ の範囲内にある重合物が得られ,これをベンゼンに溶かし,メタノールを添加すれば, 分子量850 ~ 1000,mp160~210℃ のものと, 分子量400~450, mp50~90℃ のものに変わる。元素分析および赤外吸収スペクトルの測定から,重合物とそのメタノール処理物はともに鎖状の重合物と考えられる。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 66 (3), 374-378, 1963

    The Chemical Society of Japan

被引用文献 (2)*注記

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