Ultraviolet Spectrophotometric Determination of Small Amounts of Anthracene in Anthraquinone

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  • アントラキノン中の少量のアントラセンの紫外吸光光度定量法

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アントラセンと無水マレイン酸とのDiels-Alder反応と紫外吸収とを利用することにより, また更に少量の場合にはこれらと再結晶による分離法とを併用することにより, アントラキノン中に少量含まれているアントラセンの定量法を確立した。試料をo-ジクロルベンゼン溶媒中で無水マレイン酸と共に加熱すれば, アントラセンを吸収を示さない付加物に変えることができる。したがって,試料を無水マレイン酸処理した溶液を対照液として試料の吸収を測定すれば,アントラキノンの吸収は自動的に補正され,アントラセンのみの吸収を測定することができる。この方法で0.1%まで定量可能である。更に少量の場合には,再結晶させればアントラセンをほとんどすベて母液中に残すことができるので,この方法で分離したのち,上記の方法で定量する。この方法は0.01~0.2%の試料の分析に応用しうる。

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