工業計測用シンボルJIS(案)

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説明

プロセス工業の計測および制御設備を図示するに用いるシンボルとして,わが国では工業毎工場毎にかなりまちまちなものが使用されていて,統一制定が特に要望されている。当学会では昨年4月多くの業界および関係学会から委員の参加を願い,シンボル委員会を組織して,シンボルJIS原案の作成をねっていた。最近その原案がまとまったのでここに掲載して広く学会会員並びに一般の意見を問うことになった。この原案は今後日本工業標準調査会によって審議される運びになるが,もし内容について御意見があれば昭和32年6月30日までに当学会編集部宛に提出されたい。(東京都文京区本富士町1,東京大学工学部応用物理学教室,日本計測学会編集部)<BR>案を作成するに当って,おおよそISA工業計測用シンボル(仮規格)*に準拠することとし,必要な変更をほどこす方針をとった。たとえば油圧配管の図記号をいれたこと,プロセス変量の文字記号として熱量Qをつくったこと,導電度Cを除いたこと,その他のプロセス変量を表わすXを採用したこと,また積算を表わすSを採用したこと,ガラスGを除いたことなどが主な点である。JIS本規格にはこれらの内容が解説の中にくわしく説明されるはずである。

収録刊行物

  • 計測

    計測 7 (5), 278-286, 1957

    公益社団法人 計測自動制御学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680098865920
  • NII論文ID
    130004928118
  • DOI
    10.11499/sicejl1951.7.278
  • ISSN
    18838154
    04500024
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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