日本語の系統

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書誌事項

タイトル別名
  • The Genealogy of the Japanese Language
  • Tamil and Japanese
  • タミル語と日本語

抄録

日本語とタミル語との間には, あらゆる音素について対応が存在する。それは28の音韻法則に整理され, 約400語の対応語がある。両言語は膠着語で, 文法構造上対応するのみならず, 助詞・助動詞に至るまで, 音韻法則に支持されて対応する。これは従来言われて来た朝鮮語, アイヌ語との間には見られない点である。大野の研究に対しK. Zvelebil, Vacekらは支持を表明したが, 村山七郎, R. Millerは無価値であると非難した。しかし村山はわずかに二三の単語を攻撃しただけである。Millerは, その批評の文章において, Miller自身がいかに日本の古代語を知らないか, また, 古代日本語を研究する基本的知識, 技術を持たないかをみずから暴露した。ここにその実例があげてある。

収録刊行物

  • 言語研究

    言語研究 1989 (95), 32-63, 1989

    日本言語学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680099253248
  • NII論文ID
    130003424739
  • DOI
    10.11435/gengo1939.1989.32
  • ISSN
    21856710
    00243914
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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