Syntheses of Hydantoin Derivatives and Halogenation of N-halohydantoin
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- Ishii Yoshio
- 名古屋大学工学部工業有機化学教室
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- Ito Toshiko
- 名古屋大学工学部工業有機化学教室
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- Kato Shigeaki
- 名古屋大学工学部工業有機化学教室
Bibliographic Information
- Other Title
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- ヒダントイン誘導体の合成とN-ハロヒダントインのハロゲン化反応
Description
脂肪族ケトンの利用方法の一つとして各種ケトンからヒダントインを得, そのモノメチロール化と得られたメチロールのエステル化,エチレンオキシド付加体の試製とその表面張力の測定,およびヒダントインのN-ハロ誘導体の合成などを行った。つぎに得られたモノおよびジのクロルおよびブロムヒダントインを用い, シクロヘキセンを対象化合物として3-ハロシグロヘキセン(置換体)と1,2-ジハロシクロヘキサン( 付加体) 両者の生成比を溶媒, 触媒を変えて研究した。その結果クロル体はモノ,ジともに溶媒,触媒の影響を受けることが小さく,置換体は付加体の1/2程度にとどまった。ブロム体は触媒として過酸化ベンゾイル,アゾビスイソブチロニトリルなどのラジカル型触媒を用いると,置換体の生成量を著しく増加できることを認めた。また溶媒の効果につき検討を行った。ラジカル反応であるモノブロムヒダントインとシクロヘキセンの反応において,反応速度は加えた触媒濃度の0.5乗に比例することをたしかめた。
Journal
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- The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
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The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan 61 (10), 1254-1257, 1958
The Chemical Society of Japan
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680099374976
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- NII Article ID
- 130004273823
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed