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- HASHIMOTO Shizunobu
- 同志社大学 工学部, 工業化学教室
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- SUNAMOTO Junzo
- 同志社大学 工学部, 工業化学教室
Bibliographic Information
- Other Title
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- 還元剤としての硫化ナトリウム類の挙動に関する考察
Description
種々の硫化ナトリウム類(Na2Sxにおけるx=1~4)の交流,および直流ポーラログラムの測定を行なった。いずれも直流ポーラログラムは,2段の陽極酸化波がえられ,多硫化ナトリウムでは,第2波に吸着にもとづくと考えられる顕著な極大波が認められた。第1波は,Na2Sxにおけるxの増加につれて波高は減少するが,半波電位はほとんど変化しなかった。しかし,第2波の半波電位(極大波の頂点電位)は,xの増加につれて次第に陰側に移動し,波高も増加した。この直流第2波の半波電位の示す順序は,合成条件下でこれらが還元剤として働くときの還元力,および還元速度の示す順序とよく一致した。<BR>硫化ナトリウム類の2成分混合系の直流,および交流ポーラログラムは,おのおの両成分に特有の半波電位の中間の値を有する唯一種の波形のみを示し,その半波電位は混合割合に応じて連続的に変化した。水酸化ナトリウムとイオウ,および一硫化ナトリウムとイオウからえられる硫化ナトリウム類についてもポーラログラフ的に検討,比較した。
Journal
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- The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
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The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan 68 (4), 669-675, 1965
The Chemical Society of Japan
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680099608448
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- NII Article ID
- 130004096967
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed