Studies on Condenced Phosphates Containing Nitrogen. I-II. I. Formation of Ammonium Polyphosphate

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  • 含窒素縮合リン酸塩I . 重合リン酸アンモニウムの生成

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リン酸と尿素を混合し140~160℃で加熱反応させると, 尿素の熱分解とリン酸の縮重合が起り, 重合リン酸アンモニウムAmmoniuium polyphosphate(以下APPと記す)と副生成物としてシアヌール酸を生成する。反応生成物を水に溶解して水に難溶性なシアヌール酸をロ別したのち, 母液にエチルアルコールを加えてAPPを析出させ, ロ別乾燥したものについてアンモニア, リンの分析, ぺーパークロマトグラフ分析, 赤外吸収スペクトルによる同定を行なった。さらにリン酸の濃度と生成するAPPの鎖長の関係, リン酸とチオ尿素の反応, 水酸基を有するリン酸塩と尿素の反応についても検討した。その結果, 1)リン酸にオルトリン酸を使った場合にはオルトリン酸塩組成のものからペーパークロマトグラフでは展開されえない高鎖長のA P P のものまでが, またポリリン酸を使った場合にはそのほとんどがペーパークロマトグラフでは展開されえない高鎖長のA P P を生成した。2)チオ尿素はリン酸中で尿素と同じ挙動を示し,APPを生成する。3)水酸基を有するリン酸二水素ナトリウム,リン酸二水素カリウムも尿素によって重合反応を起し重合リン酸塩を生成することがわかった。

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