遠方両眼立体視による適切な車両ブレーキタイミングのための遠赤外線ハイパーステレオカメラ配置

DOI Web Site 参考文献1件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Optimal Configuration of Far-Infrared Hyperstereo Camera System for Correct Brake Timing in Far-Stereoscopic Driving of Vehicle

この論文をさがす

説明

遠赤外線ステレオカメラからの映像を3Dモニタで見ることにより,走行環境を立体的に把握するための運転支援システムを検討する.ステレオカメラの基線長を瞳孔間距離とすれば,人間の視覚に近い距離感が3Dモニタから両眼視差により得られる.しかし,運転に必要な数十m先の距離感は両眼視は効果なく単眼視から得られることになる.遠赤外線画像では対象を充分に認識できない恐れがあり,単眼視では距離を正確に把握することが難しい.これでは安全なタイミングでブレーキを踏めないことになる.そこで,基線長を瞳孔間距離の10倍程度に拡大し,数十メートル先の距離感を両眼視差により把握することにする.ステレオカメラと3Dモニタの最適配置を実験的に探索した結果,基準面距離と3Dモニタまでの視距離を一定に保ち,基線長を車両速度に応じて伸縮させることにより,正しいタイミングでブレーキが踏めることが明らかになった.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ