電子ホログラフィ用スピン注入型空間光変調器の研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Spatial Light Modulator Driven by Spin Transfer Switching for Electronic Holography

説明

電子ホログラフィによる立体像の視域角は,表示装置である空間光変調器(Spatial Light Modulator, SLM)の画素ピッチで決まるため,広視域化を実現するには,画素ピッチが狭い SLMを開発する必要がある.当所では,スピン注入磁化反転と磁気光学効果を利用したスピン注入型SLM(スピンSLM)の開発を進めている.スピンSLMは,微細な素子の駆動が可能であり,1μm以下の狭画素ピッチ化が期待できる.2次元アレイ化には,画素ごとに選択トランジスタを備えたアクティブマトリクス駆動回路が必須となるが,今回,小型のトランジスタでも駆動できるよう素子の低電流化技術を開発した.さらに,画素ピッチ2μm(画素数100×100)の狭画素ピッチに対応したスピンSLMを試作し,任意の2次元画像の表示と書換え動作に成功した.また,原理検証として,磁性ホログラムを用いて広視域表示実験を行った.

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参考文献 (20)*注記

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