Studies on Gelation and Fusion of Vinyl Chloride-Vinyl Acetate Copolymers

  • Fukawa Koji
    日本カーバイト工業株式会社魚津工場研究所

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  • 塩化ビニル-酢酸ビニル共重合物のゲル化・溶解

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塩化ビニル(VC)含量の多いVC-酢酸ビニル(VAc)共重合物のゲル化・溶解性の研究を,プラストグラフとB型回転粘度計により行なった。これらの方法は,すでに報告したのと同じである。共重合物粒子の見掛比重と真比重測定より,これら粒子の表面はかなり平滑である。一般に,共重合物の見掛比重はポリ塩化ビニル(PVC)の見掛比重よりも大である。そして同じ見掛比重のときは共重合物の方がゲル化性がよい。同じ化学組成のときは粒子径が小さいほどゲル化性がよい。VAc含量の増大と共に共重合物の溶解性は増大する。そして赤外吸収スペクトル測定より結晶性は低下する。この結晶性の低下が,共重合物の溶解性向上の一因と考えられる。

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