隣接SH基を含む高分子チオールの合成

書誌事項

タイトル別名
  • Synthesis of Polymer Thiols Containing Vicinal SH Group.

説明

ポリスチレン, ポリビニルアルコール, ポリアクリル酸を原料として, 次のような隣接S H を含有する高分子チオール(III~VII)を,そして特に(III),(IV)のモデル物質として(I),(II)を合成した。<BR>各ポリマーについてAg+,Hg2+の交換吸着量(E)を測定した。(IV)は特に大きいE値(Ag+4.69,Hg2+5.93meq/g)を示す。一般に隣接SH基は極めて酸化されやすいため,SH%とEの間に一定の関係をみ出せないが,(III)の場合Ag+に対してはSH%-E 間の比例関係が認められた。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 64 (1), 229-231, 1961

    The Chemical Society of Japan

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