書誌事項
- タイトル別名
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- The Copolymerization of Allylchloride Oligomer and Vinyl Chloride with Azobisisobutyronitrile as Catalyst
- 2 , 2 -アゾビスイソブチロニトリル ニ ヨル エンカ アリル オリゴマー ト エンカビニル ノ キョウジュウゴウ
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説明
熱重合により生成する塩化アリルナリゴマーの性質と構造を検討した。このオリゴマーは微黄色粘稠性の樹脂状物質で, ベンゼン, アセトンには溶けたが, メタノール, シクロヘキサンには溶けなかった。また, このオリゴマーは末端にビニル基をもち, その重合度は約13~20 であることがわかった。このオリゴマーと塩化ビニルの共重合反応を, 2, 2'-アゾビスイソブチロニトリルを用いて行なった。各モノマーの共重合反応性比は, r1 ( 塩化ビニル) = 0.63, r2(オリゴマー) = 0.33 であった。共重合体の赤外線スペクトルには, ポリ塩化ビニルの吸収とオリゴマーのクロルメチル基の吸収を示した。共重合体のX 線回折は2θ=16.8 °と24.0° に主なピークを示し, これらの強度はオリゴマー含有量の増加につれて減少した。また, 共重合体の融点およボ示差熱分析の吸熱ピークの位置はオリゴマーの量には無関係に一定であった。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 71 (5), 745-749, 1968
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680108132352
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- NII論文ID
- 130004278222
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- NII書誌ID
- AN00080721
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- NDL書誌ID
- 8198747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可