Proof of the Formation of 2, 4, 6-Trimelaminyl-s-triazine

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  • 2, 4, 6-トリメラミニル-s-トリアジン(メトン) の生成の証明
  • 2 , 4 , 6-トリメラミニル-s-トリアジン メトン ノ セイセイ ノ ショウメイ

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Abstract

シアノメラミンを316℃ 以上に加熱すると発熱重縮合してメロンに似た水不溶物(I) を生成する。Iは倉林らにより2, 4, 6-トリメラミニル-s- トリアジン(メトン) と予想されたものであるが, その正否を確かめるために, Iとメレムから得たメロンを加水分解,加アンモニア分解して比較し,Iがメトンの可能性のあることを知った。さらに塩化シアヌルとメラミンから合成したメトンの赤外吸収スベクトルがシアノメラミンから得た水不溶物と一致し, メロンと異なることから倉林らの予想の間違いなかったことを証明した。<BR>ついでメトンとメロンの赤外吸収スペクトルの相違を利用して両者の定量を試み, メトンの加熱分解によるメロンの生成過程を検討し, またジシアンジアミド, メラミン, メラムの加熱重縮合物中に含まれる水不溶物からメトンとメロンの組成比を求めた。これから多くのシアナミド誘導体を400℃ 以下で加熱したさい生成する水不溶物の過半量はメトンであることを見い出し, その生成機構を考察した。

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