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- 光島 弘次
- 秋田石油化学秋田製造所
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on the Preparation of Catalyst for Formaldehyde Synthesis by Vapor Phase Oxidation of Dimethyl Ether
- ジメチルエーテル ノ サンカ ニ ヨル ホルムアルデヒド ノ ゴウセイ ショクバイ
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説明
ジメチルエーテルの酸化反応によるホルムアルデヒドの合成反応において主として金属酸化物について触媒の探索をおこなった結果,酸化タングステン(WO3)が転化率,選択率ともにすぐれていることを見出した。さらに本触媒の調製条件,成型法および寿命試験にっいて検討し次の結果を得た。<BR>(1)WO3は,熱分解法,酸分解法,中和沈殿法のいずれで調製してもよいが,その成型性からみて酸分解法または中和沈殿法が好ましい。<BR>(2)WO3にリン酸をP/WO3=0.01~0.02g/g添加して低表面積アランダム担体にコーティングすることによって,工業的使用に耐え得ると思われる触媒を成型することができた。<BR>(3)WO3のみおよび(2)で作ったコーティング触媒を用いて,寿命試験をおこなった結果,1000~1500時間にわたりほとんど活性が変化せず,SV=2500~3000,温度500℃,ジメチルエーテル濃度4.5~5.0%の条件で転化率90%,収率60~70%を保った。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 71 (3), 378-382, 1968
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680108248960
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- NII論文ID
- 130004278133
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- NII書誌ID
- AN00080721
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- NDL書誌ID
- 8198655
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可