ジヒドロピラン環を含むβ-ジケトン銅(II)キレートを開始剤とするスチレンの重合

書誌事項

タイトル別名
  • Polymerization of Styrene by Copper(II) Chelate of β-Diketone Containing Dihydropyran Ring
  • ジヒドロピランカン オ フクム ベータ-ジケトン ドウ II キレート オ カイシザイ ト スル スチレン ノ ジュウゴウ
公開日
1967
DOI
  • 10.1246/nikkashi1898.70.2_191
公開者
The Chemical Society of Japan

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説明

ピペリジンを触媒として,アクロレイン二量体とアセチルアセトンとを反応させると,収率38.2%で,bp120~123℃/6mmHgの留分[A]が得られた。Aと酢酸銅(II)から,銅(II)キレート[B](mp136℃)が生成した。アセチルアセトンの銅(II)キレートはスチレンの重合を開始しなかったが,銅キレートBは高い重合活性を示し,重合の進行とともに茶褐色の銅の沈殿を生成した。重合はラジカル機構で進行し,重合速度は銅キレート濃度の1/2乗,スチレン濃度の1.8乗に比例した。重合反応のみかけの活性化エネルギーは20.1kcal/molであった。また四塩化炭素を溶媒としてスチレンの重合を行なうと,重合は著しく加速された。なお赤外吸収スペクトルから,得られたポリマー鎖にリガンドを含むことが見出された。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 70 (2), 191-194, 1967

    The Chemical Society of Japan

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