ビニルピリジンならびにカルボン酸変性アクリロニトリル-ブタジエンゴムの組成分析

上野 健蔵, 西川 正夫

doi:10.1246/nikkashi1898.68.4_730

ビニルピリジンならびにカルボン酸変性アクリロニトリル-ブタジエンゴムの組成分析

DOI Web Site Web Site

上野健蔵

武田薬品工業株式会社技術本部
西川正夫

武田薬品工業株式会社技術本部

書誌事項

タイトル別名

Composition Analysis of Vinylpyridine or Carboxyl Modified Acrylonitril Butadiene Rubbers
ビニルピリジンナラビニカルボンサンヘンセイアクリロニトリル-ブタジエンゴムノソセイブンセキ

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説明

ビニルピリジンならびにカルボン酸変性アクリロニトリル,ブタジエン共重合体の組成分析のため,赤外吸収スペクトル法,ケルダール分解法および滴定法を検討した。赤外法としては前報で展開した臭化カリウム錠剤法を使用した。錠剤にすれば空気中で比較的不安定なアクリロニトリル-ブタジエンゴムを安定に保存できるし,カルボキシル成分およびビニルピリジン成分の定性および定量も同時に行なえることがわかった。またこれらの成分に対して高分子のおよぼす溶媒効果についても論じた。<BR>ケルダール分解法は前報で示した方法をそのまま利用し,また滴定法としてはアセトンを溶媒として膨潤させた状態で滴定する方法を用いた。