ジシクロペンタジエンの配位重合

書誌事項

タイトル別名
  • Coordinated Polymerization of Dicyclopentadiene
  • ジシクロペンタジェン ノ ハイイ ジュウゴウ

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説明

ジシクロペンタジエンの重合をAlEt3-TiCl4, AlEt3-TiCl3, AlEt2Cl-TiCl4, ZnEt2-TiCl4 およびその他の配位触媒の存在下でおこない,トルエン可溶性(分子量1000~1200)ならびに不溶性のポリマーを得た。AlEt3-TiCl4系触媒ではAl/Tiモル比が増加するにしたがい,ノルボルネンの配位触媒重合と同様開環重合性が増加し,一方シクロペンテン環内二重結合の関与による架橋ポリマーの生成が認められた。ポリマー中の二重結合量は赤外吸収スペクトルにより推定し,ジシクロペンタジェンポリマー中の構造中に開環ユニットが存在することを明らかにした。AlEt2Cl-TiCl4触媒ではトルエン不溶ポリマーは生成せず,収量も60~90%に達するが開環性は小さい。その他の触媒系ではポリマーの生成は少なく,ノルボルネンの重合性との類似性が認められた。ノルボルネンの重合

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 69 (4), 711-714, 1966

    The Chemical Society of Japan

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