エポキシ樹脂の三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体による硬化反応

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タイトル別名
  • Curing Reaction of Epoxy Resins with the BF3-Monoethylamine Complex

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説明

エポキシ樹脂と三フッ化ホウ素モノエチルアミンコンプレックス(以下BF3-MEAと称す)との硬化機構についてはBF3-MEAが解離してBF3とモノェチルアミンになり遊離されたBF3によりエポキシ樹脂の硬化が進行するという説と,BF3-MEAのN原子に結合したH原子の作用によりエポキシ基のカチオン重合として硬化が進むという説にわかれていた。そこでB3-MEA含も有エポキシ樹脂が硬化中に発生する気体,BF3-MEAとエポキシ樹脂との未反応混合物の性質,硬化中の各極性基の変化,広幅核磁気共鳴による硬化樹脂の19F核,1H核の共鳴曲線を解析することによりBF3とモノエチルアミンには解離しない後者の説を裏付けると同時にBF3←(NHC2H5)-イオンの役割について考察した。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 71 (7), 1099-1104, 1968

    The Chemical Society of Japan

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