シクロヘキサノール,シクロヘキサノン混合物の液相酸化における

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Reaction Variables on Product Compositionin Liquid Phase Oxidation of Cyclohexanol-Cyclohexanone Mixture
  • シクロヘキサノール , シクロヘキサン コンゴウブツ ノ エキソウ サンカ ニ オケル ハンノウ セイセイブツ ニ タイスル ショ ハンノウ インシ ノ エイキョウ

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抄録

シクロヘキサノール(I) - シクロヘキサノン(II) 混合物を酢酸溶媒中で酢酸コパルト, 酢酸マンガン触媒存在下60~100℃にて酸素酸化した場合の反応生成物に対する反応因子の影響について考察を行なった。三種の二塩基酸,すなわち,アジピン酸,グルタル酸,コハク酸は主として併発的に生成する。過酸化物が相当多く生じるが,これには2種あり反応初期に多い主としてアジピン酸の中間体と考えられるものとそうでないものとがある。ペルオキシドもその一成分であるが,常に相当量の高沸点物(二塩基酸以外の)が生成する。その生成は反応温度が高いとき,盛となる。II単独系にくらべ,アジピン酸の選択率は高く,高沸点物の生成は少なくない。コバルトーマンガン系触媒におけるコバルト/マンガン比は上記3種の二塩基酸選択率に大きな影響を与えない。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 72 (11), 2381-2385, 1969

    The Chemical Society of Japan

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