書誌事項
- タイトル別名
-
- Vapor-Liquid Equilibrium of Binary Water-Dioxane System
- スイ-ジオキサン 2セイブンケイ ノ 760mmHg , 100mmHg , 50mmHg ニ オケル キエキ ヘイコウ
この論文をさがす
説明
ジオキサンは次の方法によって生成される。<BR>1)エチレングリコールまたはポリエチレングリコールを濃硫酸あるいは塩化亜鉛とともに蒸留する。<BR>2)エチレンオキシドを濃水酸化ナトリウム水溶液とともに加熱する。<BR>3)エチレンオキシドを硫酸アルミニウムの触媒層に通ずる。<BR>これらの方法で生成した粗ジオキサンは希塩酸と煮沸され,空気を通じ,アルデヒドを除き,ついで水酸化ナトリウム,金属ナトリウムによって乾燥され,のち蒸留分離される。<BR>いずれの方法によっても,生成した粗ジオキサンから最終的製品を得るためには,粗ジオキサンから水を蒸留分離する必要がある。<BR>そのための基礎データとなる水-ジオキサン二成分系の760mmHg,100mmHg,50mmHgにおける気液平衡を実測した。測定の結果,次のことを知った。<BR>1)水-ジオキサン二成分系は最低共沸混合物を形成する。その共沸点データは下記のとおりである。<BR>水のモル分率(x1) 0.511 温度 87.8℃ 圧 760mmHg<BR>水のモル分率(x1) 0.404 温度 39.9℃ 圧 100mmHg<BR>水のモル分率(x1) 0.364 温度 26.9℃ 圧 50mmHg<BR>2)水のジオキサンに対する比揮発度(α12)の対数値は液組成(モル分率)の一次式で近似でき,その直線の勾配は-1.43であり,その切片と全圧(mmHg)の対数値は一次式で相関できる。全圧50~760mmHgの範囲では水のジオキサンに対する比揮発度は次式で近似的に補内することができる。<BR>logα12=1.43x1+0.180logπ+0.214<BR>ここで,πは全圧(mmHg),x1は液相での水のモル分率
収録刊行物
-
- 工業化学雑誌
-
工業化学雑誌 72 (4), 811-815, 1969
The Chemical Society of Japan
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680108910976
-
- NII論文ID
- 130004097415
-
- NII書誌ID
- AN00080721
-
- ISSN
- 21850860
- 00232734
-
- NDL書誌ID
- 8199268
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可