書誌事項
- タイトル別名
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- Oxidation of Aromatic Compound with Fenton Reagent.
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説明
試料1molにつき過酸化水素1mol,硫酸第一鉄0.7mol,濃硫酸0.7molおよび水500mlの混液を用い25~30℃において反応させた結果,アセトフェノンよりは酢酸3%,m,m′-ジアセトフェノン2.2%,o-,m-,p-オキシアセトフェノンそれぞれ1.9%,2.6%,0.1%を,ベンズアルデヒドよりは,安息香酸4.1%,3,3′-ビフェニルジアルデヒド0.5%,o-,m-,p-オキシベンズアルデヒドそれぞれ1.3%,1.3%,微量を,またトルエンよりは微量のギ酸,ベンズアルデヒド0.2%,m,m′-ビトリル0.1%,o-,m-,p-オキシベンズアルデヒドそれぞれ0.6%,0.1%,微量を得た。この結果はWatersらがはるかにうすい硫酸または氷酢酸の存在で芳香族化合物を反応させて規則的にo-フェノールを生成するとした点およびトルエンよりビベンジル,クレゾールを得ている点で異なっている。これは反応条件のちがいによるものと考えられる。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 64 (3), 463-466, 1961
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680109036032
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- NII論文ID
- 130004275108
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可