書誌事項
- タイトル別名
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- Conversion Rate and Reaction Conditions in Urea Synthesis
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説明
NH3とCO2より尿素を合成する場合,温度,反応時間,NH3過剰率は重要な因子である。従来カルバメートよりの尿素転移については多くの文献がある。よって著者は主としてNH3過剰の場合について反応状態を実験した。<BR>温度については最大の収率を与える温度が160~170℃にあることを認めた。最大収率を与える反応時間があることはすでに知られているが,それに関するFrèjacquesのデータより温度に対しても極大点を生ずる理由を考察し著者のデータは誤りでないことを示した。また過剰NH3による収率増加はNH3と生成水との親和性に基づくことを推論した。<BR>また過剰NH3を用いる時は最大収率を与える時間が存在しないことを実験で示し,カルバメートの場合の同現象は尿素の脱NH3による2次反応に起因すると考えた。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 63 (2), 254-258, 1960
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680109089664
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- NII論文ID
- 130004096320
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可