書誌事項
- タイトル別名
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- The Kinetics of Iron Oxide Reduction by Hydrogen
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説明
純粋なヘマタイト(Fe2O3)の還元を水素により,200~400°の反応温度範囲,50~300mmHgの水素圧力で静的状態において行なった。還元過程は2 段階よりなると考えられる。第1 段階はヘマタイトがマグネタイト(Fe3O4) にまで還元される段階である。この場合50mmHg以上の水素圧力のもとで還元を行なうと,還元速度は水素圧力の1次に比例する。50mmHg以下で還元を行なったときには,還元速度は<BR>であらわされる。第2段階はマグネタイトが鉄に還元される過程であって,反応速度は水素圧力に無関係であり,反応時間の平方根に比例し,いわゆる放物線則が適用される。<BR>試料のX線解析の結果から,還元率11%以下では金属鉄はあらわれず11%をすぎて金属鉄の生ずることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 65 (4), 485-489, 1962
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680109126272
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- NII論文ID
- 130004275521
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可