ポリ3,3-ビス(クロルメチル)オキサシクロブタンの構造

書誌事項

タイトル別名
  • Structures of Poly-3, 3-bis(chloromethyl)oxacyclobutane
公開日
1964
DOI
  • 10.1246/nikkashi1898.67.9_1428
公開者
The Chemical Society of Japan

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説明

3,3-ビス(クロルメチル)オキサシクロブタンの各種触媒系による重合(例えば,トリエチルアルミニウム-水系触媒)に関しては,すでに報告した。重合体は高い結晶性をしめし,試料を融解し,徐冷した場合と急冷した場合とでは得られる試料の結晶形が異なる。前者をα 型,後者をβ 型とする。<BR>β 型を130℃ で2時間熱処理するとα 型へ転移する。両者の試料は,ほとんど同じ赤外吸収スペクトルを与える。このことは,分子構造の同一性を意味するであろう。<BR>X線解析の結果,主鎖軸にそう反復距離は,両者ともc=4.82Å であり,平面ジグザグ構造を有していることが明らかになった。<BR>α 型の結晶構造は,斜方晶系で空間群はPnnmが対応でき,格子定数はそれぞれa=8.16Å,b=17.85Å およびc=4.82Åであり,単位格子中には4個のモノマー単位を含んでいる。一方,β 型の結晶系は単斜晶系で空間群はBmが対応でき, 格子定数はそれぞれa=11.42Å,b=7.06Å,c=4.82Å およびγ=114 °30′であり, 単位格子中には2 個のモノマー単位を含んでいる。格子定数から計算された密度はα型およびβ型で,それぞれρcal=1.469g/cm3およびρcal=1.455g/cm3であり,実測値とかなりよい一致をみた。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 67 (9), 1428-1432, 1964

    The Chemical Society of Japan

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