Production of Citric Acid in 5<I>l</I>. Jar-Fermenter Equipped with Sparger and Agitator

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  • 通気カキマゼ培養槽によるクエセ酸発酵

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Asp.nigerおよびショ糖-塩化アンモニウム系合成培地を用いて,通気管とカキマゼ機を備えた5l(実仕込量2.5l)の培養槽によるクエン酸生産について研究した。数種の通気管とカキマゼ機を試作し,亜硫酸ソーダ法によって酸素吸収速度定数を求めたところ,1孔型通気管と4枚櫂羽根型カキマゼ機の組合せが空気中の酸素を効率よく液中に溶かすことがわかった。そして,これを用いて通気量2.5~7.5l/min(培養72時間まで2.5l/min,それ以後は7.5l/min),カキマゼ機の回転数540rpmで120時間培養したところ,使用した糖に対して68%,消費された糖に対しては76%の収率でクエン酸が得られた。発酵に必要な酸素吸収速度定数(いわゆるKd)は3×10-6g-mol O2/cc・min・atm以上でこれより低いと発酵は遅れ,クエン酸の収率は低下した。消泡剤としてはオリブ油,オクタデカノールのエタノール溶液,Antifoam AE(シリコーン油)などがよかった。振とう培養によって調製される種は48時間培養したものを本培養培地に対して10%用いた場合がよく,種の培養期間はこれより短くても長すぎても本培養での生酸量は著しく低下した。

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