書誌事項
- タイトル別名
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- Dehydrochlorination of Chloroethanes in Liquid Phase
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説明
石灰乳ならびに無水塩化アルミニウムを脱塩化水素剤として,液相において各種の塩素化エタンを脱塩化水素し,その生成物ならびに反応性を調べた。<BR>CH2Cl・CHCl2を石灰乳で脱塩化水素すると,CH2=CCl2になるが,無水塩化アルミニウムで行なうと,CHCl=CHClとなる。その他の塩素化エタンは脱塩化水素剤として,塩基または酸のいずれを用いても,その分解生成物は同じである。<BR>脱塩化水素反応における塩素化エタンの反応性は脱塩化水素剤として塩基を用いた場合には,水素のとれる側の水素が少ないほど,また,塩素のとれる側の塩素が多いほど,増大する。また,脱塩化水素剤として酸を用いた場合には,塩素のとれる側の塩素が多いほど, また, 水素のとれる側の水素が多いほど, 反応性が増大する。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 69 (10), 1903-1907, 1966
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680109873920
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- NII論文ID
- 130004277079
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可