α,β-ジクロルプロピオンアルデヒドとフェニルイソシアナートとの共重合

書誌事項

タイトル別名
  • Copolymerization of a, P-Dichloropropionaldehyde with Phenyl Isocyanate
  • アルファ , ベータ-ジクロルプロピオンアルデヒド ト フェニルイソシアナート ト ノ キョウジュウゴウ

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抄録

α,β-ジクロルプロピオンアルデヒド (DCPA, M1) とフェニルイソシアナート (PhI, M2)とを, ジエチル亜鉛を開始剤として 21℃ において共重合させた。モノマー反応性比の値として r1=0.48 および r2=O.002 を決定した。生成共重体の構造を主として NMR 解析結果から論じた。主鎖の DCPA 単位のメチンプロトンは, 隣接モノマー単位の遮蔽効果のために三つに分離したピークを与える。これらのピークの強度と DCPA 単位の triad の存在確率との比較から, PhI モノマーは優先的にその C=0 結合を開くことによって共重合し, イミノアセタール構造を生成していると結論した。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 74 (8), 1695-1701, 1971

    The Chemical Society of Japan

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