分散アゾ染料の光退色

書誌事項

タイトル別名
  • Photofading Reaction of Some Disperse Azodyes
  • ブンサン アゾ センリョウ ノ ヒカリ タイショク
公開日
1971
DOI
  • 10.1246/nikkashi1898.74.8_1655
公開者
The Chemical Society of Japan

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説明

分散アゾ染料の光退色の反応機構に関連して, オキシアゾベンゼンとフェニルアゾピラゾロン誘導体の光退色挙動をナイロンとポリエステルフィルム上において検討した。そしてこれらアゾ染料の光退色速度におよぼす置換基の効果を調べた。<BR>オキシアゾベンゼン誘導体ではこれら光退色の容易さは水酸基の置換位置と数に依存し, その退色速度は 2,4-ジオキシアゾ>>2-オキシアゾ>4-オキシアゾの順位となる。また, フェニルアゾピラゾロン系染料においてポリエステル上の光退色相対速度定数の対数値と第1成分のフェニル核内の置換基の Hammett 定数との間には負の勾配をもつ良好な直線関係がえられる。そしてエトロ基を有する染料では両系列ともナイロン上においてみられる異常退色挙動はエトロ基の光還元反応に帰因し, 還元されたアミノ基がその退色を著るしく加速するものと思われる。これらの事実と以前の結果からアゾ染料の光退色反応はアゾ結合のアゾキシ結合への光酸化, 光 Wallach 転位による o-オキシアゾ誘導体の生成およびヒドラゾン互変異性体の光加水分解を経て進むと考えるのが妥当なようである。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 74 (8), 1655-1660, 1971

    The Chemical Society of Japan

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