置換フェニルジメチルシリルアミンとβ-プロピオラクトンとの反応におよぼす置換基効果

書誌事項

タイトル別名
  • Substituent Effect on Reaction of <I>p</I>-Substituted Phenylalkylsilylamines with β-Propiolactone
  • チカン フェニルジメチルシリルアミン ト ベータ-プロピオラクトン ト ノ ハンノウ ニ オヨボス チカンキ コウカ

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説明

p-位に置換基を有するフェニルジメチルシリルジエチルアミンによるβ-プロピオラクトンの開環反応の速度論的研究を, 赤外吸収スペクトル分析法を用いて行なった。四種のp-置換 (H, Cl, Me, MeO) フェニルジメチルシリルジエチルアミンの反応にはいずれも二次速度式が適用でき, かつ反応速度は置換基の電子供与性の増大とともに大きくなることを認めた。上記四種の置換基に関するハメットの反応定数を求め ρ=-0.4 を得た。アリルアルキルシリルアミンが対応するトリメチルシリルアミンに比し大きな反応性を有する説明は, Ar-Si-N 結合における cross-conjugation 効果で予想できるものと良く一致した。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 73 (2), 357-359, 1970

    The Chemical Society of Japan

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