書誌事項
- タイトル別名
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- Electric Conductivity of Natural Macromolecule Gels
説明
生体組織中の水と生体機能との相関性を究明する研究の一環として,高分子の立体的網目構造によってつくられるミクロな空間の中に多量の水を包接して,組織外への水の自己流出を妨げている生体組織の特徴に着目し,天然高分子ゲルの立体的網目構造に包接された水の性質を,ゲルの電気伝導性から検討した。その結果,[比導電率の対数(109κ)-ゲルの水分含量]曲線,および[電気伝導における活性化エネルギー(4E)-ゲルの水分含量]曲線のいずれにも二つのいちじるしい屈曲点が見いだされた。著者らはこれらの二つの屈曲点の存在は,ゲル中に少なくとも3種類の水の状態があることを示唆しているとした。
収録刊行物
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- 日本化學雜誌
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日本化學雜誌 91 (8), 723-726, 1970
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680124196224
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- NII論文ID
- 130003512198
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- COI
- 1:CAS:528:DyaE3cXltlChsb8%3D
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可