アミノ酸,タンパク質の熱分解ガスクロマトグラフィー

書誌事項

タイトル別名
  • Pyrolysis Gas Chromatography of Amino Acids and Proteins
  • アミノサン , タンパクシツ ノ ネツ ブンカイ ガス クロマトグラフィー

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説明

タンパク質の構成アミノ酸を迅速,簡易に推定するため,アミノ酸,タンパク質の熱分解ガスクロマトグラフィーを行なった。分離管としてhexanedione,tetraetllyleneglyco ldimethylether,dioctylphthalateの3種の管を連結したものと,Silicone D.C.550の両者を使用した。アミノ酸18種の熱分解ガスクロマトグラム・パターンのピークの面積比が種類によって異なることからタンパク質の熱分解パターンと比較することを考えた。タンパク質試料としてミルクカゼイン,卵白アルブミンを用い,ピークの面積比と種類から構成アミノ酸を推定した。つぎに結果を確かめるためタンパク質試料をアミノ酸分析装置で分析して比較したところ特異性の乏しいパターンを与える二,三のアミノ酸を除いては存在の有無がほぼ推定できた。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 87 (1), 57-62,A3, 1966

    The Chemical Society of Japan

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