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Bibliographic Information
- Other Title
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- アリザリンレッドSによる微量のジルコニウムおよびハフニウムの吸光光度定量法
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Description
アリザリンレッドSによるジルコニウムまたはハフニウムの吸光光度定量において,検量線は一一A般に,ジルコニウムまたはパフニゥムの希薄な領域においてベールの法則に従わない. 本研究はアリザリンレッドS法によってごく希薄な溶液を測定する際の条件のいくつかにつき検討を行なったものであり, 満足すべき結果が得られた.実験の結果,ジルコニウムまたはハフニウムの希薄な溶液で検量線が直線から偏倫し,傾斜のゆるやかな方向へわん曲し,定量の感度と精度を減少させるのは,発色反応速度の遅れによる吸光度の低下によるものであることが見いだされた. 測定のための望ましい条件はつぎのとおりであ.測定時の塩酸濃度は0.1N以下に希薄とすること, 試薬添加後, 100℃に数分間加熱すること,アリザリンレッドSを添加する前,塩酸の希薄な状態でジルコニウムまたはハフニウムを含む溶液を長時間放置しないこと,および溶液の吸光度は従来の報告におけるよりも,より短い波長(500~510mμ)において測定すること. 多量の硫酸溶液中に存在する微量のジルコニウムまたはハフニウム(1~20γ酸化物)は水酸化鉄と共沈させることにより容易に分離定量することができた.
Journal
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- Nippon kagaku zassi
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Nippon kagaku zassi 80 (7), 738-743, 1959
The Chemical Society of Japan
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680126063488
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- NII Article ID
- 130003411725
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed