ユズリハのアルカロイド

書誌事項

タイトル別名
  • Daphniphyllum Alkaloids

抄録

著者らは天然物研究の一つの対象として有毒物質を扱っているが,ユズリハ(交譲木Daphniphyllm Mgcrepedum Miq.)から得られる多数のアルカロイドは構造が非常に複雑なまうたく新しい系の化合物で,これらは構造的にダフニフィリン系,ユズリミン系,セコダフニフィリン系に大別することができる。この三つの系統のものは外見上棉当異なっているが,発生的には同一系績に属していると考えられる. また生合成的に中間体と考えられる化合物もいくつか単離された。なおこの研究中に反応面においては,温和な条件でケトン基をメチレン基にまで還元する新しい方法が見いだされ,他方構造的な面についてみると,Brcdtの法則に反する 2-アザピシククロ[3. 3. 1]ノン-1-エンの新しい骨格がホモセコダフニ酸メチル(5)からつくられた5

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 91 (2), 103-106, 1970

    The Chemical Society of Japan

被引用文献 (1)*注記

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