重クロム酸カリウムによるシクロヘキサノールの酸化反応

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タイトル別名
  • Oxidation of Cyclohexanol by Potassium Dichromate

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説明

重クロム酸カリウムによるシクロヘキサノールの酸化反応について,前報に引きつづき,シクロヘキサノ_ルからシクロヘキサノンへの過程の機構を速度論的に研究した。この過程の反応速度式,活性化エネルギー,活牲化エントロピーとして,それぞれ,宿ん(Cr20・2-)(シクロヘキサノール)(H+),∠E-11.5kcal/m・1,∠8--26.7e.u.を得た。クロム酸エステル生成ならびに分解に関する実験およびMn2÷に対する誘起酸化の実験結果などから,この反応は,シクロヘキサノ-ルに水素イオン1個とHCrO4-2個とが付加したクロム酸エステル生成過程が律速的であると考えた。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 83 (11), 1221-1225,A78, 1962

    The Chemical Society of Japan

被引用文献 (1)*注記

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