書誌事項
- タイトル別名
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- The Reduction by Flow Method at Low Pressure
説明
種々な条件で調製した酸化亜鉛を用い,その熱分解生成物を素早く系外に排出し得る流通法を用いて,低圧一酸化炭素による酸化亜鉛の還元を行なった。実験条件は645~860°C,一酸化炭素圧(9~20)×10-2mmHg,流速45~10cm/secである。酸化亜鉛は粉末状,未焼結ペレット状および酸素あるいは真空中で900°C, 1時間焼結したぺレット状の試料を用いた。その結果,還元速度は酸化亜鉛表面積および一酸化炭素圧にそれぞれ一次関係をもつこと,また活性化エネルギーは酸素処理をした試料では13.0~13.2kcal/mol,真空処理試料では19.6~21.0kcal/molであることを見いだした。以上の結果,本条件では還元は昇華分解機構では進まず,表面吸着機構で進行するものと思われる。また前処理による活性化エネルギーの相違について若干の検討を行なった。
収録刊行物
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- 日本化學雜誌
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日本化學雜誌 92 (2), 139-144, 1971
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680126737536
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- NII論文ID
- 130003412304
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可