書誌事項
- タイトル別名
-
- Structures of Nobiline and Dendrobine
抄録
1932年,鈴木らによりはじめて石コクからアルカロイドが単離され,デンドロビンと命名された。現在までその構造に関してはほとんど知られていない。著者らは鈴木らと同様な方法で石コクから2種類のアルカロイド(デンドロビン,ノビリン)を得た。従来の化学反応(Hofmann分解,アルカリ分解,酸化,還元など)以外にとくに質量スペクトル,核磁気共鳴吸収スペクトルを活用し,さらにデンドロビンのアセチル化の結果から立体配置をも考慮して,デンドロビンおよびノビリンに対し,それぞれXXI,XXI式を与えることができた。上記アルカロイドの炭素骨核はテルペンにおいてよく知られているイソプレン則にしたがわないが,セスキテルペンに属するピクロトキシニンのそれに完全に一致している。
収録刊行物
-
- 日本化學雜誌
-
日本化學雜誌 85 (6), 377-383,A31, 1964
The Chemical Society of Japan
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680126964096
-
- NII論文ID
- 130003510749
-
- ISSN
- 21850917
- 03695387
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可