The Surface Properties of the Reduced Copper and Iron Powders Adsorbing Hydrogen

DOI Web Site
  • TARAMA Kimio
    Department of Fuel Chemistry, Faculty of Engineering, Kyoto University
  • UMEDA Shoji
    Department of Fuel Chemistry, Faculty of Engineering, Kyoto University

Bibliographic Information

Other Title
  • 水素吸着における還元銅および鉄粉体の表面状態

Search this article

Description

銅および鉄粉体触媒の表面状態を検討するために,第1報と同じく 1)脱ガス条件をかえる, 2)400～500°Cで熱処理, 3)硫化水素で被毒,の前処理をおこなってそれぞれの処理前後における吸着等温線,吸着熱などを測定し,これらの実験結果に分布関数法を適用して表面状態を解析した。銅,鉄ともに,シンターリングによって表面積はあまり変化しないが水素吸着量はかなり減少をみた。銅の場合,硫化水素被毒により表面積はむしろ増大するのに水素吸着量は減少し,硫化水素分子1個あたり1個以上の吸着座席を被毒し,その吸着能を減少させていることがわかった。<BR>とくに分布関数による解析結果から,熱処理と被毒のための表面状態の変化には明確な差異のあることがわかった。すなわち熱処理によっては表面の吸着座席のうちの吸着能の大きい部分が比較的吸着能の小さい座席に変化するが,被毒によっては吸着活性の大きい座席が活性を失なうのみでなく,かなり広い範囲の活性点がいちように不活性部分に変化する。

Journal

Keywords

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top