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- 西村 陽一
- 東京大学生産技術研究所第4部
書誌事項
- タイトル別名
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- Synthesis and Physico-Chemical Property of Zeolite L
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説明
シリカゾル,アルミン酸カリウムおよび水酸化カリウム混合物からゼオライトLを合成した。生成物の吸着特性および加熱特性を石英スプリング,標準容量法およびX線回折法によって調べた。ゼオライトLの生成は酸化カリウムの量および溶液の濃度に依存し,組成が7K20,AI208,20SiO2,450H20あるいは8K20,AI203,20Sio2,500H20の混合物からゼオライトLはよい収率で合成された。生成したゼオライトLの吸着特性はべンゼンあるいはメシチレンの吸着に対してモレキュラーシープ13Xと類似である。ゼナライトLの構造は800℃処理まで安定であって,900℃で無定形となる。しかし加熱処理したゼオライトLの比表面積は700℃でいちじるしく滅少する。これは加熱処理によって主空孔で部分的なシンターリングを起こすため,細孔がふさがれるためと考えられる。
収録刊行物
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- 日本化學雜誌
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日本化學雜誌 91 (11), 1046-1049, 1970
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680133868800
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- NII論文ID
- 130003512067
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可