Paper Electrophoresis of Aquo-Chromic Complex Species

  • MATSUURA Niro
    Department of Chemistry, the College of General Eduction, University of Tokyo
  • KURIMURA Yoshimi
    Department of Chemistry, the College of General Eduction, University of Tokyo

Bibliographic Information

Other Title
  • <SUP>51</SUP>Crを含むクロム(III)アコ錯イオン種のロ紙電気泳動

Abstract

イオン強度0.1の塩化カリウム-塩酸緩衝液でpHを1~4の間で51CrCl3のロ紙電気泳動を行なった。4種の泳動帯を見いだしそれぞれ+3,+2,+1のイオン種および非泳動性の分子種に相当することを確かめた。51CrCl3溶液をあらかじめpHの異なる電解液で熟成させた試料をもちい,pHの異なる電解液でロ紙電気泳動を実施したところ,4種の泳動帯に量的な変化があることを,51Crの放射能により定量的に観察した。+3イオン種はpH2以下で多量に存在するが,pHが高くなるといちじるしく減少する。これと対称的に非泳動性の無電荷種が増加する。+2イオン種は,イオン交換樹脂クロマトグラフィーの結果と対照して,ジクロル-テトラアコクロム(II)錯イオンではないと推定され,+2,+1電荷のイオン種はHammらが与えたオキソ錯イオン種[Cr(H20)5(OH)]2+,[Cr(H20)4(OH)・Cl]+,[Cr(H20)4(OH)2]+に帰せられる。すなわちpHによる異なるイオン種の間の平衡移動が,これらのイオン種の酸電離定数により説明することができる。

Journal

  • Nippon kagaku zassi

    Nippon kagaku zassi 83 (4), 433-438,A28, 1962

    The Chemical Society of Japan

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