「やさしい日本語」から「ユニバーサルな日本語コミュニケーション」へ

書誌事項

タイトル別名
  • From "Easy Japanese" to "Universal Japanese Communication"
  • 「やさしい日本語」から「ユニバーサルな日本語コミュニケーション」へ : 母語話者が日本語を使うときの問題として
  • 「 ヤサシイ ニホンゴ 」 カラ 「 ユニバーサル ナ ニホンゴ コミュニケーション 」 エ : ボゴワシャ ガ ニホンゴ オ ツカウ トキ ノ モンダイ ト シテ
  • ――母語話者が日本語を使うときの問題として――
  • An Issue in Japanese Usage by Native Speakers

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説明

<p> この論文では,現実のコミュニケーションという観点から「やさしい日本語」をとらえ直し,(a)と(b)のような主張を行う。</p><p> (a)「やさしい日本語」は,非母語話者にどのような日本語を教えるのがよいかという日本語教育の問題ではない。母語話者が非母語話者にどのような日本語で話したり書いたりするのがよいかという「国語教育」の問題である。</p><p> (b)母語話者が非母語話者に日本語で話したり書いたりするとき,文法や語彙など,言語的な面だけを考える傾向が強い「やさしい日本語」を意識するだけでは十分ではない。図表やイラストの使用,伝える情報の取捨選択など,情報伝達の面も考える「ユニバーサルな日本語コミュニケーション」を意識しなければならない。</p>

収録刊行物

  • 日本語教育

    日本語教育 158 (0), 4-18, 2014

    公益社団法人 日本語教育学会

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