教科教育・教科内容・教育実習の統合を目指す中等学校教員養成家庭科カリキュラム構築の試み : 教員養成の課題としての「教科教育と教科専門を架橋する教育研究領域」確立の視点から(<特集>教員養成におけるコア・カリキュラムの在り方への提言)

書誌事項

タイトル別名
  • A Preliminary Research to Develop a Secondary School Home Economics Curriculum, which Aims to Integrate Academic Subjects, Curriculum and Teacher Training : From the Viewpoint of "Creating a Bridge between Academic Subjects and their Subject Specialty" to Establish a New Subject for Teacher Training
  • 教科教育・教科内容・教育実習の統合を目指す中等学校教員養成家庭科カリキュラム構築の試み : 教員養成の課題としての「教科教育と教科専門を架橋する教育研究領域」確立の視点から
  • キョウカ キョウイク ・ キョウカ ナイヨウ ・ キョウイク ジッシュウ ノ トウゴウ オ メザス チュウトウ ガッコウ キョウイン ヨウセイ カテイカ カリキュラム コウチク ノ ココロミ : キョウイン ヨウセイ ノ カダイ ト シテ ノ 「 キョウカ キョウイク ト キョウカ センモン オ カケハシ スル キョウイク ケンキュウ リョウイキ 」 カクリツ ノ シテン カラ

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抄録

今日の学校教育では,教師の「実践的指導力」が求められている。その中心を占めるのは,教科の「授業」である。しかし,現在の教員養成ではそれが等閑視されており,大学のプログラムとして保証できるシステムが必要である。その構築のためには,教育実践を核とする「教科教育と教科専門を架橋する教育研究領域」の確立が根本課題となる。この解決のため,平成18年に,岡山大学教育学部は改革を行い,「実地研究」を核とするコア・カリキュラムを構築した。本報では,このカリキュラムの実践で生じた「学生の学力低下」「家庭科教員採用試験」の問題解決のための家政教育講座の取り組みと,その結果として構築した家庭科カリキュラムとその実践・結果を取り上げる。それらを前述した根本課題の視点から分析し,「学校教育の目的を達成する教科の実践的指導力を育成する中等学校教員養成家庭科カリキュラム」と「架橋領域としての教科内容学」の構築を検討した。

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