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- 上野 雄史
- University of Shizuoka
書誌事項
- タイトル別名
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- Financial Accounting and Disclosure for Insurance Industry after the Deregulation
- キセイ カンワ ゴ ノ ホケンギョウ ニ オケル キギョウ カイケイ ト ジョウホウ カイジ
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抄録
本稿では,規制緩和後の保険業の情報開示の変化を,企業会計に関する問題を中心に論じる。金融監督行政は,市場規律に即した事後的な検査にシフトした。これに伴い,保険業においても財務諸表により作成された会計情報の重要性が増し,他業種との比較可能性が高まった。ただし,保険業の情報開示は,他業種との比較ではなく,同業種との比較に焦点が当てられていた。保険業には時価会計に関する緩和措置が設けられる一方で,ソルベンシー・マージン比率およびその内訳が一般に公表され,同業種間で健全性の程度を競うことが求められている。これは保険業の特性を配慮したためと考えられる。しかし,こうした取り扱いは,将来的には認められなくなる可能性が高い。保険会社に対する諸規制は,監督規制と企業会計の両面から国際的な枠組みが形成されつつある。その変化の大きさは,1995年の保険業法改正から始まった規制緩和を上回るものかもしれない。
収録刊行物
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- 保険学雑誌
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保険学雑誌 2010 (611), 611_41-611_60, 2010
日本保険学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680139067776
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- NII論文ID
- 130003375449
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- NII書誌ID
- AN00228119
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- ISSN
- 21855064
- 03872939
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- NDL書誌ID
- 10935449
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可