個人保険需要の実証研究

書誌事項

タイトル別名
  • An Empirical Study of the Demand for Individual Life Insurance in Japan
  • 個人保険需要の実証研究 : 若年層の生保離れと資金繰り問題
  • コジン ホケン ジュヨウ ノ ジッショウ ケンキュウ : ジャクネンソウ ノ セイホ バナレ ト シキングリ モンダイ
  • -若年層の生保離れと資金繰り問題-

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抄録

若年層の生保離れ等の実証に向け,2011年度までの約55年間を推定期間とする個人保険需要(かんぽ生命を除く)の時系列回帰分析をした。例えば,被説明変数の1つとした保有契約高増減率は,実質民間最終消費支出,消費者物価指数,雇用者数の各増減率および実質一般勘定利回り(率の階差)を説明変数とするモデル等が,高い説明力を示した。一方,同じく被説明変数である新契約件数増減率のモデルは,1995年度を境に変化し,20代を中心とした若年層の生保離れの一端を実証できた。この問題の解決には,小口の一時払終身保険を用いた資産・信用形成等,新たな提案が求められよう。

収録刊行物

  • 保険学雑誌

    保険学雑誌 2014 (625), 625_135-625_154, 2014

    日本保険学会

参考文献 (6)*注記

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